靉靉旅日記
- アイスランド前編 -


今さらですが、年末年始はアイスランドに行ってきました。


元々の予定では、春先の今頃はそろそろフランス・ベルギーへ買い付けの旅に出ているはずだったのですが、新型ウイルス流行の障害もあり延期に・・・買い付け旅行記も書けないので、番外編で、年末の旅行のことを書いてみます。



北極圏のすぐ近く、北大西洋のど真ん中に位置するアイスランド。いままで訪れたどの国とも違った自然や文化に、感動しっぱなしの5日間でした。


帰国後、偶然にもいくつかの雑誌やメディアでアイスランド特集を見かけました。
私は未読なのですが、アイスランドを舞台にした「北北西に雲と往け」という漫画も話題になっているそうで、ちょっとしたブームがきているのかも?






アイスランドは極北の地ですが、メキシコ湾流の影響を受けて緯度のわりには比較的穏やかな気候です。フィンランドやカナダのようにマイナス何十度まで下がる日はほとんどありません。・・・という前情報を得てもなお、実際に行くまでいまいち信じきれなかった私ですが、確かに気温はそこまで寒くなかったです。ソウル(韓国)の方がよっぽど寒い。問題なのは、雨と風!これからもし行かれる方、考慮するべきは防寒では無く防風、防水です。大事なことなので二回言いますが(笑)、服は必ず防風、防水!



ヨーロッパは傘をささない人が多いですが、アイスランド人も御多分にもれず。というより、他の欧州諸国よりもさらに傘は使わない印象・・・私が滞在した数日間も毎日雨が降りましたが、傘をさしている人をひとりも見かけませんでした。たとえ台風並みの雨風でも断固フードで乗りきるスタイル。天気が変わりやすく四六時中雨が降ったり止んだりしているため、いちいち傘なんてさしていられない(または風が強くて役に立たない)のかも知れません。







冬のアイスランドは日照時間が短く、私が訪れた年末年始の日の出時間は午前11時、日の入りは16時前。体感的に「明るいな」と感じられるのはたったの3時間程度で、天気が悪ければほとんど薄暗いまま。観光には決して適していると言えないこの時期に訪れたのは、旅の目的のひとつに「アイスケーブ(氷の洞窟)」があったからです。ヴァトナヨークトル氷河の一部が溶けて現れる氷の洞窟は、夏は溶け出して危険なため真冬しか入れないのです。冬でも気温が高いと入れない場合もあり、運次第。



氷河までの道は普通の車では入れないため、現地のツアーに参加する必要があります。日の出前の薄暗い中舗装されていない溶岩大地をガッタンガッタン揺られながら行くのは、なんだかどこかの惑星探査にきたみたいな気分・・・






やっと明るくなってきました。薄闇の中で山だと思っていたものが氷河でびっくり。



車を降りてからさらに20分ほど歩きます。この日はなかなかの雨でしたが、アイスランド人に雨具という概念はありません。車を降りたそのままの格好で20分、帰りも20分、雨に打たれながら歩きます。繰り返しますが服は絶対防水で・・・(笑)








洞窟の入り口です。洞窟は日々変化しているので、その時々で安全な入り口へ案内してくれるようです。この日は比較的気温も高く、洞窟に入れるのか直前まで心配でしたが幸い入ることができました。








洞窟の内側から外を向いた写真。圧倒的大自然にわたしの写真技術が追いつかず、、いまいち伝わりにくい写真になっていますが。。現地の人たちがスーパーブルーと呼ぶその青は、本当に本当に美しかったです。氷がながいながい時間をかけて圧縮され空気が押し出されて、気泡を含まない純度の高い氷になることで、こんな風に真っ青にみえるそうです。










ヨークルスアゥルロゥンの氷河湖。










道中の景色もただただ雄大。。ずっと映画の中にいるみたいな感覚です。










アイスランド南部にはいくつかの大きな滝があり、上から見たり下から見たりすることができます。夏は滝の裏側に回ることも可能だそうですが、この季節は足元が完全に凍っていて危険。









2日間かけて南部をめぐり、首都レイキャビクに戻ります。レイキャビクにはビルがほとんどなく人口も多くないため、首都といってもなんだかのどかな雰囲気。今回レイキャビクで滞在した「エクスターホテル」がなかなかよかったのでご紹介します。










木がたくさん使われていて温かみのある雰囲気です。高級ホテルではありませんが、スタッフの方も皆さんとっても感じが良く(ここに限らず、この旅で出会ったアイスランド人は全員とっても親切でフレンドリーで穏やか。)、一階にはヒップな雰囲気のバー、レストラン、ベーカリーがあります。










なぜだかアイスランドのホテルはどこもこの謎のベッドメイキング(かけ布団を細長く折り畳んである)。実際よりベッドが狭く見えると思うのだけど・・・?お部屋にはポットやネスプレッソあり。断熱がしっかりしているのか、雪の日なのにオイルヒーターをつけなくても全く寒くないのが不思議でした。









北欧らしくホテルには共用のサウナがあります。(お部屋にもシャワールームはあります)










ロッカールームは清潔でシャワーや休憩スペースもあり。










男女共用なので裸で入らないように注意!









観光スポットのハルパコンサートホールまで歩いてすぐ。レイキャビクで唯一の近代的な建物という感じ。










レイキャビクで人気のホットドック店(Bæjarins Beztu Pylsur)もすぐ近く。アイスランドは物価がものすごーく高い( 日本の3倍程度?お水が400円、サンドイッチが1500円など・・・ブルブル )ですがここのホットドックは安いです。











どこのレストランでも、一押しメニューはラムが多い印象でした。もしくはCod filet (鱈)。どちらも美味しい!食事面は正直あまり期待していなかったのですが、美味しかったですよ。





アイスランドはGlobal Peace Indexで3年連続1位に選ばれているそうです。そのほかにも「世界一男女平等な国」「世界一Wifiが普及している国(ちょっと意外?)」「世界一治安のいい国」に選ばれています。普段フランスやベルギーで暗い夜道を歩くときはかなり警戒するものですが、ここでは全く不穏な雰囲気もなく・・・気を張らずにリラックスして過ごせる素敵な場所でした。日が短いので外はほとんどの時間真っ暗ですが、お店の電気を消さない(夜中の3時でも、店舗の電気はついている)習慣があるようで、街はずっと明るいのが印象的でした。移民がほとんどいないというのも治安の良い原因のひとつかもしれません。









まだまだ書き残したいことはありますが、長くなりすぎてしまったので、続きはまた次回。年越しの花火やブルーラグーン、地球の割れ目でシュノーケリング体験について。最後まで読んで下さりありがとうございます。


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